談山神社・聖林寺 紅葉 03.12.3



たんざん                                                  とうのみね
談山神社は、中大兄皇子(天智天皇)と中臣鎌足(藤原鎌足)が大化改新の談合を行った多武峰
に藤原鎌足を祀った神社です。
今年の紅葉は遅れているので、未だ間に合うか
なと思っていたのですが、少し遅過ぎました。
所々、綺麗に色付いている樹もあったのですが、
全体的には終わってました。
でもその代り、辟易する人込みにも会わず、
ゆっくりと見て廻れて、これも良かったかなぁと
思っています。



                         屋形橋
東大門


今は車でさっと神社口まで上ってしまうのです
が、多武峰バス停の横に談山神社入り口の
屋形橋があります。



少し歩くと、車道の横に東大門が見え、そこから
鬱蒼とした林の中を旧道が続いていて、
古人の参詣の気分が味わえます。




聖林寺


聖林寺は、桜井から談山神社に向かう途中に位置していて、以前から訪れようと思っていながら
機会がありませんでした。ここには、木心乾漆の天平仏・国宝十一面観音が有り、これで六体ある
国宝の十一面観音を全て見ることが出来ました。

聖林寺販売絵葉書より転写

聖林寺は、談山妙楽寺(談山神社)の別院として
創建されました。 十一面観音は、大神神社の
神宮寺・大御輪寺から、明治の廃仏毀釈の時
移されたそうです。
鐘楼の鐘の下、遥かに大神神社の御神体、
三輪山が望まれます。
因みに国宝十一面観音は、観音寺(京都・京田辺市)
道明寺(大阪・藤井寺市)・渡岸寺(滋賀県・高月町)
聖林寺(奈良県・桜井市)・室生寺(奈良県・室生村)
法華寺(奈良市法華寺町)の六体です。


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