柳谷観音(楊谷寺02.6.24


柳谷観音(楊谷寺)は京都清水寺の開祖延鎮が、806年に創立した西山浄土宗光明寺派のお寺
です。ここは眼病平癒の独鈷水(おこうずい)で有名です。8年ぶりに訪れましたが参道がガラッと
変わっていて、以前の古めかしく何かが在るといった趣が無くなっていたのは残念でした。



本堂の奥から奥の院に向かう回廊です。

雨中の苔が綺麗で、東福寺の苔を思い出しました。
平成八年に長岡京市観光協会主催で奥之院に
至る参道に‘あじさいのみち’が整備され、27種
4500株が植えられています。

その紫陽花真っ盛りに行ったのですが、観光客
は誰も居ず、お寺の方も見当たらず、本堂・
奥之院は独り占めでした。

毎月17日に縁日があり、その日だけ阪急大山崎
から臨時バスが運行されて賑わうそうです。
奥之院の裏にある愛染堂の前の像です。

愛染堂を建立した人達の名前を刻んだ石板
を担いでいます。

私はこの像のファンなのですが、前に立つと
思わず笑ってしまいます。

この像を作った人達の勇気とユーモアに脱帽!
西暦811年(弘仁2年)に弘法大師がこの寺を参詣された時に、岩屋から滴り降りる清水で子ザルの目を洗う親ザル
の姿を見て、これは人間にも効くのでは?と17日間の熱心な加持祈祷を続け独鈷で清水をかき回し祈ったと言われます。
その清水が『柳谷の独鈷(おこう)水』と呼ばれ、眼病に効く霊水として毎月17日の縁日には参拝者で賑わうそうです。
〔市の観光案内板解説より抜粋〕


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