法性寺・伏見稲荷大社　12.5.1

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　(写真をクリックすれば拡大されます）

京都新聞より転写

京都にある国宝の仏像は殆ど見ているのですが、
ここは普段公開されていないので、以前から気
になってました。今年の「非公開文化財特別公
開」に初めて参加したので、やっと見る事が
出来ました。
知らずに前を通ると、民家と区別が付かない程
小さなお寺ですが、平安中期には有名な大寺院
でした。

京都新聞に載った写真を見た時、大阪藤井寺市
の道明寺にある国宝の十一面観音を連想しまし
た。
同じ一木素木造りの平安初期木彫仏と全然違う
精緻な所謂檀像様の仏像です。

像高約１１０ｃｍで桜の一木造りです。
通常の千手観音は十一面なのですが、
こちらは、正面と左右に憤怒面・菩薩面の
三面、頭上に二十五面、計二十八面もある
頭上面が有名です。

小さくて異形にもかかわらず、精緻さと均整の
取れた姿は見事です。

唯、遠くからしか見られなかったので、細部が
解らず、時間と人数制限までしているのであれば、
内陣まで入れて貰いたかったのが、本音です。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　地図

法性寺の前の本町通を下がって行くと、伏見稲荷大社に着きます。