桂離宮 11.5.27 


42年前に来て、その後写真等で何回も見ているのですが、初めて見た様な感動が湧いてきました。
此処と修学院離宮を見てしまうと、枯山水以外の庭は見る必要がないと思える位素晴しい庭園です。
池の周りの茶室と書院を巡る道の飛石の一つ一つでさえ何と素晴しく、後は「推して知るべし」と云う
他は無い程、計算され尽くしていて、唯一そこが、修学院離宮と好みが別れる所ではないでしょうか?
                                          (写真をクリックすれば拡大されます)
外腰掛そとこしかけ(松琴亭の待合所)

対面の薩摩島津家献上の蘇鉄

二重桝形の蹲踞(つくばい)

自然石と切石の延段(のべだん)


外腰掛から松琴亭へ


松琴亭

一本の切石の橋

二の間

有名な一の間の青と白の市松模様

一の間

水屋


賞花亭

棗(なつめ)形の蹲踞(つくばい)

笑意軒を望む
賞花亭は、桂離宮で一番高い位置にあり、峠の茶屋と呼ばれています。


笑意軒

下地の組み合わせが違う六つの丸い下地窓

櫂の引手の奥には、金箔に市松模様のビロード

銘「浮月」

弓矢の引手

自然石の延段(のべだん)

2ヵ所の石段から池に降りるようになっています


笑意軒から書院へ

持仏堂の園林堂(おんりんどう)


書院

古書院の月見台
桂離宮のメインの建物が書院で、桂川の氾濫に備えて高床式になってます。残念ながら非公開


月波楼


御輿寄おこしよせ(書院の玄関)

黒文字垣

石段を上がると一枚石の沓脱(くつぬぎ)

切石の延段(のべだん)
小雨が降ったり止んだりの天気でしたが、却ってしっとりと緑が鮮やかで飛石も綺麗に感じられた
気がします。最後尾の係員に急かされたのは仕方ないのですが、もっともっとゆっくりと廻りたい
と云う思いに駆られました。                                       地図


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