千本通 11.3.9


千本中立売にある我家から城南宮のしだれ梅を見に行こうと、自転車で千本通を南下しました。
千本通は平安京の朱雀大路(メインストリート)で、沿道には平安時代から幕末までたくさんの
遺跡が残っています。                                        
                     (写真をクリックすれば拡大されます)                地図


千本丸太町には、朝廷の正殿である大極殿跡の石碑


千本三条で、市電敷設のため明治の終わりに三条〜四条を結ぶ斜めの道、後院通が作られて
三条以南の千本通は昔のままの狭い道幅です。本来は市電を真直ぐ通す予定だったのが、
付近の住民の反対で、後院通が新たに作られたそうです。                    地図

ビルの間の細い道が千本通

西高瀬川
千本三条下辺りは、材木商の店を多く見かけます。江戸時代末に嵯峨(渡月橋上流)〜千本三条
まで西高瀬川が開削され、丹波地方の木材の集積地だった名残です。


四条通を過ぎて嵐電の高架を超えたら、壬生寺の裏塀が見えてきます。           地図


千本五条には、JR丹波口駅(嵯峨野線)があり、五条〜七条までJRの高架と平行しています。

千本五条

京都中央卸売市場


JR丹波口駅の直ぐ南に花街の島原があります。壬生から近いので幕末には
新撰組等が盛んに出入りしたそうです。

左側は、重要文化財の角屋(すみや)

千本七条


七条で梅小路公園とJRの線路で、千本通は一旦途切れます。

京都初の水族館建設は着々と進んでいます


梅小路j蒸気機関車館にある旧二条駅駅舎は、明治37年に建設された木造最古の駅舎で、1996年
山陰本線(嵯峨野線)の高架化まで使われ、私もよく利用したので懐かしい建物です。

旧二条駅(梅小路j蒸気機関車館資料館)

現在の二条駅


千本通が七条で行き止まりなので、梅小路公園の中を通って、大宮通まで出て来て、JRの線路の
下を潜った所が八条通で、そこを西へ進みます。東寺の北門の前を過ぎたら、八条壬生川の角に
六孫王神社があります。                                         地図


六孫王神社の西で千本通が復活    千本九条に都の入口である羅城門の石碑    地図


羅城門跡から少し寄り道して、西寺跡に寄りました。         地図


九条から南の千本通は鳥羽街道とも呼ばれ、十条以南は昔からの立派な家が残っています。地図


暫く南下すると、八月に行われる京都六地蔵参りの一つ「鳥羽地蔵」の浄禅寺があります。 地図

地蔵堂


浄禅寺から少し南にある名神高速道路の下を越えると、戊辰戦争勃発の地である小枝橋が
見えてきて、そこに流れる鴨川を渡ると城南宮に着きます。                    地図


HANA 織りのキモノ WORKS GALLERY GALLERYU PROFILE 散歩記    掲示板